うつの問診について【正しい診断により治療をスムーズにする】

状況を把握しながら

鬱

効果が出にくい時には

うつ病の治療は薬物治療が有効で、薬の種類が合致すれば、そこからおよそ3ヶ月で症状がかなり軽減されます。ところがまれに複数の抗うつ剤を試してみてもなかなか改善されないケースもあり、この場合は難治性タイプの可能性が高くなります。難治性というと重症のようなイメージもありますが、重い病気ということではなく、普通の治療法の効果が出にくいという意味です。難治性の場合は、発症に関する危険因子が複雑に絡み合っていることがほとんどになります。この時、大事になってくるのが受診先の判断です。治療がうまくいくかどうかは、治療先の選択で50パーセントほどは決まります。なかなか症状が改善しないと半信半疑になり、最初の診断に疑念を持ちやすいです。加えて、難治性の場合には、重なり合う危険因子を一つずつ紐解いていく作業が必要なため、ここに行けば悩みを打ち明けられるという具合に、安心感を感じられる病院選びが必要です。そんな気持ちになれる病院であれば、中断することなく通院をすることができ、スムーズに治療関係が成立していきます。うつ病の治療に用いられる抗うつ剤は、量を十分に用いないとその意味をなさない薬です。遠慮しながら量をちょこちょこと使っていたのでは、効果が出ないどころか、かえって病気をこじらせることもあります。しかし、難しいのはこの十分な量に個人差があり、投与量を増やすとその分副作用も出やすくなります。抗うつ剤では、深刻な副作用はほとんどありませんが、飲んでいて不快になる程度です。最初のうちだけですが、量を決めるにあたっては医師もジレンマを感じているのが実情です。この問題を解決するには、まず少量を短期間試してみて、副作用があまり出ないようなら投与量を増やすというのがベストな方法になります。もちろん、比較的少ない量でも効果が出たということであれば、量を増やす必要はありません。しかし、副作用も効果も出ないのに漫然と少ない量をダラダラと服用し続けるのは、もっとも下手な用い方です。そのような状況が続いていれば、医師に説明を求めて、改善してもらえるように促すことも大事になります。さらに、抗うつ剤を服用しはじめて、どの時点で効果の有無を判定していくのかというのも大事なポイントです。

Copyright© 2018 うつの問診について【正しい診断により治療をスムーズにする】 All Rights Reserved.